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【京都のヴォーリズ建築】駒井家住宅!入場料は?行き方は?まとめ!

      2019/07/22

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京都市左京区の北白川にある駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)。ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計したヴォーリズ建築として、京都の洋館好きの人なら必ずチェックしておきたい人気の洋館スポットです。

今回は駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)についての見どころ、見学可能な曜日、入場料、アクセス手段などをまとめてみました。京都の洋館巡り、洋館好きの方々はぜひ最後までお読みください。


駒井家住宅とは?

駒井家住宅は、遺伝子学者で京都大学の名誉教授だった駒井卓博士とその妻の静江さんが、ともに他界されるまでの約45年間、私邸として暮らされていた住宅です(卓:1972年に他界、静江:1973年に他界)。

学校や病院、教会など数々の建築に携わった建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズは日本人女性(一柳 万喜子)と結婚しています。そのヴォーリズ夫人(万喜子)と駒井夫人(静江)が神戸女学院での同窓生であり、卒業後もクリスチャンとしての交流があったようです。

そのようなことから、駒井夫婦の新居の設計をヴォーリズ建築事務所に依頼したとされています。また、この駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)はウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880年~1964年)の円熟期にさしかかった時代の代表的な住宅建築として評価も高く、とっても人気がある洋館の1つとなります。



駒井家住宅の見どころは?特徴は?

▼指定有形文化財▼

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駒井家住宅は建築当初の良い状態のまま、とても綺麗に保存されています。駒井夫婦がこの家を大切にして暮らされていたのが本当によくわかります。1998年(平成10年)には京都市指定有形文化財の建造物として指定されています。

 

▼アメリカン・スパニッシュ様式▼

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1階のサンルームには洋館様式の1つである、アメリカン・スパニッシュ様式の特徴をよく表しているアーチ型の三連窓が存在し、駒井家住宅の見どころの1つとなります。また玄関ドアの上部にもアメリカン・スパニッシュらしい丸みを帯びた装飾が施されていますので要チェックです。

 

▼美しいデザインの階段▼

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駒井家住宅の階段も人気ポイントです。大変美しい曲線を描いた手すりをはじめ、黄色がかったステンドグラスから差し込む太陽の西日により、空間は美しい黄金色に染まり絶景です。またヴォーリズが段差を低く設定したのは、普段から着物を着用されていた静江夫妻への配慮だと言われています。

 

▼大文字山が見えるサンルーム▼

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2階の主寝室にあるサンルームからは五山の送り火で有名な大文字山を望むことができます。日当たりが良好で、ロッキングチェアも設置されていますので、おそらくこの場所で読書をされたり、景色を眺めながら日向ぼっこをされたり、優雅な時間をお過ごしになられたのでしょう。

 

▼朝ドラ「マッサン」にも登場▼

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ニッカウヰスキーの創業物語をモデルとして描かれた、NHK連続テレビ小説『マッサン(2014年9月29~2015年3月28日放送)』の撮影場所としても駒井家住宅は登場しました。スコットランド人である妻のエリーの実家の撮影場面として使われています。

 

駒井家住宅の料金は?アクセスは?

駒井家住宅(卓・静江記念館)は、見学可能な曜日・時間帯が設けられています。この記事を書いている現在では、公開日は毎週金曜日と土曜日。時間は10時~16時(受付は15時まで)となっています。

また原則としては、7月第3週~8月末までと12月第3週~2月末までは、夏季休館・冬季休館となりますので、注意が必要です。



▼入館料▼

・一般:500円

・中高生:200円

・小学生以下:無料

▼アクセス▼

〒606-8256 京都府京都市左京区北白川伊織町64

TEL:075-724-3115(営業日のみ)

叡山電車「茶山」徒歩7分

市バス3番・204番「伊織町」徒歩2分

市バス5番「上終町京都造形芸大前」徒歩4分

 

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は京都にあるヴォーリズ建築の洋館「駒井家住宅(卓・静江記念館)」についての詳細をまとめてみました。

私が駒井家住宅を訪れたのは5月頃でしたが、その頃には庭にツツジの花が咲き広がり本当に綺麗でした。季節によってはイベントとして庭で紅茶やお菓子を頂ける時期もあるようです。詳細は駒井家住宅を管理されている公式サイトもチェックしてみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。

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