【日本400mリレー】メダル獲得!勝因のアンダーハンドパスとは?
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2016年ブラジル・リオ オリンピックで日本初となる、400m男子リレーで銀メダルを獲得されましたねーー!本当に素晴らしい歴史的ニュースとなりました。
テレビ中継での解説や、元オリンピック陸上代表の方々が口にする『アンダーハンドパス』というバトンパスとは、いったいどのようなものなのでしょうか?
今回、銀メダルを勝ち取った勝因とされるアンダーハンドパスというものについてブログを書かせて頂きます。ぜひ最後までお読みください。
~従来のバトンパスは?~
通常のバトンの受け渡しは、オーバーハンドパスで行われます。バトンを受け取る側は、手のひらを上(天井の方向に)に向けて受け取ります。このパスの方が確実にバトン受け取ることができるのです。しかしながら、このパスのデメリットとしては、手のひらを上にすることで、肩関節を内旋位に捻じり、上体が半開きになってしまう。ということだったらしいです。
~日本陸上連盟の努力~
個々の短距離走力を考えた場合、どうしても海外の選手と比べ、日本人は劣ってしまいます。このままだと能力のある選手たちが、短距離の陸上ではメダルは取れないと考え、他のスポーツに流れてしまうのではないか?という危惧を基に、試行錯誤の末に考え出されたのが、このアンダーハンドパスだったようです。
~度重なる改良~
アンダーハンドパスでは、バトンを受け取る側の走者は手のひらを下向きで受け取ります。そのことにより、上体が開くことなく、スピードを落とすことなくバトンの受け渡しを可能にしました。しかし難易度も高く、バトン落下を避けるため、ある程度接近した状態で受け渡しを行っていました。
より良い改良と度重なるデータを分析し、受け取る際の腕の後方への引きなど、もっとも日本人に合ったロスがないバトンパスを編み出されたようです。
~数字へのこだわり~
4人で走るリレーでは、バトンパスが3回行われます。その1回1回のスピード低下を防ぎ、また、受け取る際の走者間隔を広げることにより、時間短縮を可能にしました。
まとめ
今回、銀メダルを獲得された選手のみなさんはもちろんのこと、数々の過去から学んだ失敗を成功に変えた日本陸上連盟の方々など。みんなで掴んだ銀メダルなんだと思います。
これから未来の日本陸上がとても楽しみですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。