あがる?さがる?京都で道案内!場所の表し方とは!?
2016/09/11
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京都で道案内をしてもらう際に
『この道を上がって(あがって)』とか『あの通りを下がって(さがって)』とかいう言葉を使って、説明されたことはないでしょうか?
では今回は、京都人が道案内する際に使用する
『上がる(あがる)』
『下がる(さがる)』
さらには、、
『西入る(にしいる)』
『東入る(ひがしいる)』
という言葉の意味を、お教えします!
京都の中心部の街並み
京都の中心部である中京区、上京区、下京区などでは、碁盤の目のように多数の通りが交差して形成されています。おそらく都が京都につくられた平安京の時代からでしょう。
また京都で古くから歌い継がれる、通りを覚えるわらべ歌もあるくらいで、京都の中心部で生まれ育った方なら、誰でも歌えます。そしてそのわらべ歌には、通りの名称の頭文字が入っていて、覚やすく構成されています。
・横の通りのわらべ歌
マル、タケ、エビス、ニ、オシ、オイケ、アネ、サン、ロッカク・・・・
(丸太町通り、竹屋町通り、夷川通り、二条通り・・・・)
・縦の通りのわらべ歌
テラ、ゴゴ、フヤ、トミ、ヤナギ、サカイ、タカ、アイ・・・
(寺町通り、御幸町通り、麩屋町通り、富小路通り・・・・)
という具合に、通りの頭文字をとって歌います。
『上がる、下がる』はどう使う?
上記でご紹介した、わらべ歌に出てくる京都の中心部では、次のように使用するルールがあります。
・北に行く→上がる
・南に行く→下がる
・東に行く→東入る
・西に行く→西入る
たとえば、寺町通りと三条通りが交差する場所のことを『寺町三条』と呼んで表します。その場所から北に行く場合は、『寺町三条上がる』。南に行く場合は、『寺町三条下がる』。東なら、『寺町三条東入る』。西なら、『寺町三条西入る』として表現するんです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
京都の上がる・下がるがわかりましたか?ぜひ使ってみてくださいネー!