同志社女子と京都女子の比較！メリットは？口コミは？学費は？評判！
2023/10/25
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京都にある私立の女子校で、どこの学校を受験するのかお悩みの方に向けて、今回は京都にある女子校の中から、同志社女子中学・高等学校と京都女子中学・高等学校の２校を徹底比較してみようと思います。
それぞれの学校のメリットや評判、学費など、実際に通われていた学生さんや京都生まれ京都育ちの私の私見も交えて、わかりやすくご紹介させていただきます。ぜひ続きをお読みください。
キリスト教系と仏教系の違い
同志社女子
同志社女子はキリスト教（プロテスタント）の教えを基盤とした教育がなされています。中学や高校では、聖書を手にして毎朝の礼拝（れいはい）から１日がスタートします。その他、収穫感謝祭やクリスマス・ページェントと呼ばれる宗教行事なども行われます。
京都女子
京都女子では仏教（浄土真宗）の精神を基盤とした教育が行われ、お釈迦様の誕生日を祝う『花まつり』や定期的に講堂礼拝（らいはい）と呼ばれる説法の時間が設けられています。また、入学式などでは袈裟（けさ）を身にまとった先生が居られたり、お線香を焚いたりと、初めのうちは見慣れない風景を味わう事でしょう。
比較・結果
同志社女子と京都女子では、教育の基盤となっている宗教が違います。どちらの学校にも週に何度かは『宗教』の授業がカリキュラムに組まれており、中間・期末などの定期テストも行われます。
とは言っても、敬虔な信者さんでなければ入学できない学校ということでは全くありませんので心配は無用です。極端な話、クリスチャンのご家庭のお子さんも京都女子に通われていますし、逆にお寺の娘さんが同志社女子に通われているケースもありますから。
大学進学へのメリットは？附属校は？
同志社女子
同志社女子中学には、附属の同志社女子高校、同志社女子大学を有しています。基本的には、中学と高校は一貫教育となりますので、そのまま進学される生徒さんがほとんどです。
また、同志社女子は同志社系列の女子校となりますので、大学進学に関しては約85%の生徒さんたちは、同志社女子大学ではなく、共学の同志社大学に内部進学されます。この部分が同志社女子の最大のメリットになるかと思います。
ただし、共学の同志社大学には無い学部（薬学部、看護学部、管理栄養など）を目指される生徒さんは、同志社女子大学に内部進学されます（約5%）。また、残りの10%は難関の理系・医療系大学を目指される生徒さんのために、少人数制のコース（ワイルド・ローヴァーコース）が設けられています。
京都女子
京都女子には、幼稚園・小学校・中学・高校・大学まで数多くの附属校を有しています。このことによって、過去の記事にも書きましたが、中学から入学された生徒さん達は、京都女子の幼稚園および小学校から中学に上がってきた内部生との間に、はじめのうちは少しアウェイ感を味わうことも、多かれ少なかれあるかと思います。
（※参照記事：「京都の内部生あるある！」）
また、京都女子では大学までのスパンを一貫教育として捉える『ウィステリア』というコースがあり、このコースの皆さんは京都女子大学へと内部進学されます。しかし、その他のコース（２類・１類）の生徒さん達のほとんどは、京都女子大学だけでなく、難関国公立大学や難関私立大学への進学を目指されます。
京都女子は昔から京都では学力のあるお子さんが通われていることで有名です。京都の女子校の中では、常に偏差値はトップクラスの学校だと言えます。
比較・結果
このように、同志社女子も京都女子も附属の大学を有していますが、同志社女子の生徒さんのほとんどは同志社大学へ。また、京都女子の生徒さんは京都女子大学および、それ以上の偏差値の高い難関大学へ進学されることが多いのが特徴です。
私服？制服？どっちが人気？
同志社女子
同志社女子は中学も高校も制服はありません。これは共学の同志社中学・高校（左京区岩倉）も同じで、同志社の自由な校風の代名詞とも言えるでしょう。
男子の場合はシャツとジーンズというようなラフな私服で登校される生徒さんが多いですが、女子校の場合はそうもいきません。流行ブランドの服、コート、カバン、その他諸々、なにかと私服にかかる出費は多くかかります。
京都女子
京都女子では昔からずっと変わらない定番の制服があります。中学はセーラー服、高校は淡い紺（藤色）のブレザー＆プリーツスカート、ネクタイというスタイルの制服です。
数年おきに制服が一新される学校も多い中、京都女子の制服は京都人なら誰でもスグにわかる制服を今でも継続されています。歴史のある京都女子ブランドのあの制服を着用したい！とお考えの女子たちも多いことでしょう。
比較・結果
制服で言えば、同志社女子は私服で、京都女子は制服ありという結果となります。男子はあまり制服に拘りはないですが、女子は青春時代に制服を着たいという生徒さんも多いかと思います。
そのため、同志社女子などの私服の学校でも『イーストボーイ』などのスクール・ファッションブランドで制服を購入し、週に何回かは制服で登校される生徒さんもおられるようです。このような制服を、通称「なんちゃって制服」と呼ばれています。
同女・京女の学費は？
同志社女子中学
参照元：2017年度データ
入学金 100,000円
授業料 670,000円
その他 130,000円
合計：約900,000円
※ワイルドローヴァー・コースは特別授業代、予納金などで、さらに約70,000円が別途にかかります。
京都女子中学
参照元：2017年度データ
入学金 150,000円
授業料 552,000円
その他 100,000円
合計：約802,000円
※ウィステリア・コースは履修費として約100,000円が別途にかかります。
比較・結果
過去の学費データを目安にして、第一学年度にかかる年間費のおおよその概要を、ご紹介しました。
やはり両校とも私立校ですので、それなりの学費はかかりますね。上記に挙げた金額だけではなく、教育充実費、生徒会費、父母会費、予納金、修学旅行積立金、体操服・運動靴など、諸々の諸経費がさらにかかりますので、約10万円くらいはプラスとして見積もっておいた方が良いかと思います。
学費だけで言うと、京都女子中学の方が少し安くて済みますが、制服代（夏服・冬服・セーターなど）もかかります。また、同志社女子中学でも先に述べたように私服代としてシーズン毎にかかりますので、何かとお金はかかるものだとお考え下さい。
アクセスは？通いやすさは？
同志社女子
〒602-0893 京都府京都市上京区今出川寺町西入
京都市営地下鉄『今出川』約10分
京阪電車『出町柳』約15分
京都女子
〒605-8501 京都府京都市東山区今熊野北日吉町１７
京阪電車『七条』約20分
市バス『東山七条』徒歩5分
比較・結果
同志社女子は地下鉄（烏丸線）を利用するのが一番アクセス的には便利です。京阪沿線や大阪方面から通われる方は京阪電車を利用されている生徒さんもおられます。
京都女子は京阪電車が最もポピュラーな通学手段となります。七条駅から学校に向けて東に進んで行く際に、登坂が続きます。通学ラッシュ時には、京都女子の生徒さんが多数この坂を登られますので、京都では通称『おんな坂』と呼ばれています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は京都にある女子中学・高等学校のうち、同志社女子と京都女子の徹底比較をしてみました。
学校のイメージ的には、同志社女子は将来的に同志社大学および同志社女子大学に内部進学するされる生徒さんがほとんどのため、受験勉強をゴリゴリと教育するというよりも、部活や学校生活を楽しく・自由に６年間を満喫できる校風です。
京都女子においては、京都ではトップクラスの女子校となりますので、医学部や薬学部、難関理系大学などへの進学を念頭に置いた生徒さんが多いです。その分、同志社女子と比べると少し地味で、勉強熱心、そしてとても真面目な生徒さんが多い印象です。
今回の記事が、京都の女子中学・高等学校へ受験を考えられている方々にとって、何かの参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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